2022年4月26日
4月26日から28日にかけて、かねてより来日中のUnited Religions Initiative(URI)の北米コーディネーターを務めるタヒル・シャルマ氏が関西を訪れ、三宅善信代表が各地の社寺を案内した。シャルマ氏は、2年間に及ぶコロナ禍明けの最初の海外からの諸宗教対話ゲストとなった。
26日は、大阪で四天王寺と住吉大社を訪問。数日前に丸一年間に及ぶ聖徳太子1400年御聖諱を円成したばかりの四天王寺では境内の諸堂を周り、折から金堂で厳修されていた仏舎利のお加地を受け、インド・パキスタン出身の両親を持つシャルマ氏と仏教の日本伝来について対話した。住吉大社では髙井道弘宮司から歓迎を受け、お神楽を奉納する正式参拝を行った。
27日は、京都で賀茂別雷神社(通称:上賀茂神社)を訪問、田中安比呂宮司から歓迎を受けた後、葵祭の準備が着々と進む本殿の最前列で正式参拝を行った。午後からは、むつみ会神幸殿で開催された第226回JLC会議で基調講演を行い、夕方にはJLCのメンバーと懇親会の席を持った。
28日は、一燈園を訪問、西田多戈止当番から歓迎を受けた。昼食後、天台宗妙法院門跡(通称:三十三間堂)を訪問、日本仏教の変容について対話した。夕方には、清水寺を訪問。英語の堪能な大西英玄執事補から本尊の十一面観世音菩薩の正面でのご法楽に随喜し、現代人と仏教や諸宗教対話について話し合った。