2023年3月14・15両日
2023年3月14・15両日、西本願寺聞法会館で現代における宗教の役割研究会(略称:コルモス)主催の第69回コルモス研究会議が『宗教と政治:新たな公共空間形成のために』におけて、カトリック大阪大司教区諸宗教対話委員長のロッコ・ビビアーノ神父と三宅善信代表が基調講演者を務めた。司会は、相愛大学の釈徹宗学長。この講演は、オンラインでも公開された。基調講演に続いて、兵庫県立大学名誉教授の岡田真水名誉教授がコメンテーターを務めて、討議が行われた。
コルモス研究会議二日目の午前中は、皇學館大学の櫻井治男名誉教授の司会で浄土宗と真如苑と天理教の研究者からそれぞれの「現場」について報告を行った。コメンテーターは同志社大学の小原克博教授。午後からは、ここ数年、恒例となった東京工業大学の弓山達也教授のリードで「ワールドカフェ」方式の討論が行われた。
二日間の研究会議に続いて理事会が開催され、2015年から8年間にわたってコルモス会長を務めた大谷光真浄土真宗本願寺派前門主が退任することに伴い、副会長のひとりだった島薗進東京大学名誉教授が会長に昇進し、常任理事だった小原克博同志社大学大学院教授が副会長に選任された。