2023年5月10日
2023年5月10日、カトリック広島「世界平和」大聖堂にて、WCRP日本委員会主催のG7サミット「宗教者による祈りとシンポジウム」が開催され、バラク・オバマ大統領が広島平和公園を訪問した際に、大統領からハグされた被爆者の森重昭氏が被爆体験を証言した。その後、神道・仏教・キリスト教・イスラム教・新宗教・アジアの諸宗教の代表らが「平和の祈り」を行った。
続いて、三宅善信代表がモデレータを務めて、2つのパネル討議が行われた。前半は、西原廉太立教大学総長、畠山澄子ピースボート共同代表、レンツ・アルガオアジア太平洋宗教青年ネットワーク議長をパネリストに、後半はベディ・ラキューレ太平洋教会協議会代表、宮﨑智三中國新聞社特別論説委員、白浜満カトリック広島司教区長、小武正教浄土真宗本願寺派西善寺住職をパネリストに、約2時間半にわたるディスカッションが展開された。
最後に、『G7広島サミットに向けての提言』が討議採択された。なお、この宗教者からの提言文は、5月15日に総理官邸に届けられた。また、日本語と英語の同時通訳が行われたこの日のシンポジウムには、会場である大聖堂に約200人、オンラインを通じて約300人が参加した。