三宅善信代表は、2023年11月26日から28日の日程でインドネシアに出張し、パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム教過激派勢力ハマスによる奇襲攻撃と、それに対するイスラエル軍の報復に伴うガザ地区の一般市民を多数巻き込んだ過剰な軍事力の行使に対する問題に対処するため、インドネシアを拠点に世界有数のイスラム教信徒組織であるナフダトゥールウラマ(NU)が中心となって組織されたR20宗教権威による国際サミット(ISORA)会議に、日本から唯一招待された。
11月27日朝、ジャカルタのパークハイアットホテルで、ISORA会議が開催された。開会式には、インドネシアのジョコウィドド大統領が臨席して歓迎の挨拶を行った。急遽招集された今回の会議は、一日だけの圧縮された日程であったが、三宅善信代表は、午後の全体セッションで発表を行い、「とかく中東問題というと、イスラム教・ユダヤ教・キリスト教の関係者の声ばかり大きいが、現在の膠着した状態を動かすためには、仏教・道教・ヒンズー教・神道など非アブラハム宗教の見解も取り入れてみるべきである」という持論を展開し、各国の宗教指導者とディスカッションを展開した。
ジャカルタ滞在時間わずか32時間の三宅善信代表は、翌28日の早朝の便で同日中に関西空港に帰国した。