2023年12月2日
2023年12月2日から6日までの会期で、2024年1月1日に始まる令和6年度予算等を審議する第59回教団会が金光教本部で開催された。この度の教団会は、共に任期の最終年を迎える岩﨑道與内局と教団議員間における最後の教団会の場であり、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴う団体参拝者激減によって教団収入が激減した中で、少子高齢化社会で教団職員の減少、各教会の継承も困難に直面するなど、数々の諸問題に取り組んだ岩﨑内局の施策を総点検する機会となった。
そのような中で、前々年度、前年度と教団会から出された要請を悉く拒否してきた岩﨑内局提出の令和6年度の本予算が否決されるという波乱の展開となった。金光教の教団予算が教団会で否決されるのは約半世紀ぶりの事態であり、3週間後には開始される令和6年度の教団の諸施策が執行できなくなったので、近日中に財政委員会を招集し、各種の教団施策の執行停止と、光熱水道費通信費などの義務的支出や人件費等の基礎的支出のみの支払いを継続する暫定予算を上程するという異常事態となった。なお、年明け後の早い時期に、令和6年度の改定予算を審議するための第60回臨時教団会が招集される模様である。