2024年1月20日
2024年1月20日午後、東海大学品川キャンパスで開催されたG20諸宗教フォーラム(略称:IF20)のコロキアム『宗教と持続可能な開発:ブラジルでの2024年G20サミットに向けた新たな課題と機会』にスピーカーの一人として三宅善信代表が出席した。本年8月にブラジルで開催される「G20諸宗教フォーラム」に向けてそれぞれの分野の課題を明らかにするためのセッションである。私は、「#アニミズム的」宗教の観点から、持続可能な開発が本当に可能かどうかについて、各国から参加した政治学者や経済学者の人たちが意見を交換した。
三宅師は、一見、日本とブラジルは「正反対の社会体制」のように思われるが、もともと豊かな森林に恵まれたアニミズム的要素の強い社会であったが、どちらも約450年前に突然、「西欧の征服者」たちの攻撃にさらされた。日本はそのショックを利用して、国内の再統一と産業化、近世社会への移行をあっという間に成し遂げた。その背後にある要素を神道の観点から指摘し、「地球的危機」を救うための西洋型モデルと異なる独自のモデルについて提言した。