サイパンでの慰霊祭Zoom準備会合

2024年4月11日

2024年4月11日、この夏、サイパン島で仕えられる予定の「万歳突撃!」として知られる「サイパン陥落」80周年の日米合同慰霊祭の準備会合がオンラインで開催された。参加者は、遺骨収容事業で圧倒的な成果を挙げている空援隊の倉田宇山専務理事とサイパンのカトリック教会司教のライアン・ヒメネス師と世界仏教徒青年連盟会長の村山博雅師と三宅善信国際宗教同志会事務局長と空援隊スタッフの5名。空援隊と国際宗教同志会は、これまでサイパンで三度神仏合同慰霊祭を厳修してきたが、コロナ禍による厳しい入国規制でやむなく中断…。本年7月7日に、今回から現地のカトリック教会も加わって神仏基合同の慰霊祭が5年ぶりに開催されることになった。これまでも、この慰霊祭にはサイパンの属する北マリアナ連邦の知事やサイパン市長、米軍の退役軍人代表など参列してきた。

サイパンでの慰霊祭式次第について画面を共有しながらの打ち合わせした
サイパンでの慰霊祭式次第について画面を共有しながらの打ち合わせした

この度の合同慰霊祭は、単なる戦争犠牲者の追悼という意味だけではなく、80年前には「敵国同士」として激しく殺し合った日本と米国が、その後、世界最高水準の同盟関係となり、アジア太平洋地域の平和維持に貢献している実績を現在係争中のロシアとウクライナやイスラエルとパレスチナに示して、和解の糸口を探るものでもある。

退役軍人らも参加した5年前の慰霊祭の様子
退役軍人らも参加した5年前の慰霊祭の様子

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