2024年7月22日
2024年7月22日、全世界的なウインドウズのシステム障害で国際線の運行が大混乱する中、東京都内のホテルで米国政府系シンクタンクIRF(国際信教の自由)サミットのアジア大会が日本で初めて開催された。
冒頭、同サミットの共同議長を務めるサム・ブラウンバック元カンザス州知事らが歓迎挨拶と本サミットの意義について趣旨説明を行った。続いて、「地域におけるジェノサイドの影響」というテーマで、ウイグル人権プロジェクトのオメル・カナト会長、ダライラマ法王日本東アジア代表部のT・G・アルヤ代表はじめクルド人やロヒンギャ人の代表が発表と討議を行った。その後、「宗教多元主義がもたらす安定と成長」というテーマで、米国シンクタンクのネイサン・セールズ上級研究員とマドラス大司教区のM・C・ラジャモニ神父が討議を行った。
昼食を挟んで、台湾の頼清徳総統によるビデーメッセージと「アジアの民主主義における信教の自由の確立」というテーマで、チェコのロバート・リハク特使と三宅善信神道国際学会理事長とカトリーナ・スエットIRF共同議長が発表と討論を行った。続いて、「権威主義政権下における信教の自由」というテーマで、中国共産党圧制下の香港やベトナムのボートピープル、脱北者の支援団体の代表等が現状報告を行った。
最後に、トランプ政権下で国務長官を務め、中国やロシアや北朝鮮と交渉したマイク・ポンペオ氏に米国国際信条の自由コミッションのエリック・エランド副議長が「アジアにおける信教の自由の地政学的重要性」についてインタビューを行った。この日は、直前にジョー・バイデン大統領の選挙からの撤退表明がなされたこともあって、大勢のマスコミ関係者が取材に訪れた。