2025年8月10-14日
2025年8月10日から14日まで、南アフリカ共和国のケープタウンでG20諸宗教フォーラム(略称:IF20)2025が『ウブントゥを行動に:脆弱な共同体に焦点を当てて』をテーマに開催され、世界各国から約500名が集った。開会式では、諸宗教の祈りに続いて、ノーベル平和賞受賞者のデズモンド・ツツ大主教の後継者である英国国教会のケープタウン大主教タボ・マッゴバ師が力強い基調講演を行った。
開催期間中、全体会議が開会式・閉会式を含めて7回開催され、テーマ毎に細分化された分科会が28カ所も並行開催され、日本から唯一の参加者となった三宅善信師は、G20サミット開催国で持ち回り開催されるG20諸宗教フォーラムの国際顧問団の一人として、またこれまでに各国で開催されたこのイベントの皆勤参加者として、G20諸宗教フォーラムの歴史について振り返る分科会のディスカッサントを務めた。また、四日間のフォーラムを共にした南ンデベレ族の君主であるボンウェ2世国王夫妻とも親しく言葉を交わした。
なお、この大会のテーマとなった現地ズールー語の「UBUNTU」とは、「あなたあっての私」という意味であり、三宅師が教会長を務める金光教の教え「あいよかけよ」の精神と極めて親和性のあるものである。