G8
 
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開催趣旨

 2008年7月、北海道の洞爺湖畔で「G8サミット(主要国首脳会議)」が開催されます。事実上、世界を軍事的・経済的に“支配”しているこれらの国々の首脳が一同に会し、全世界の耳目が集まるこの機会に、地球温暖化防止、宗教民族紛争、経済格差解消などの現代世界が抱える様々な問題について、2008年6月27日〜29日にかけて、大阪と京都で『G8宗教指導者サミット2008』を開催し、広く宗教界の意見を集約して、G8各国首脳に提言します。

 G8サミットに対する宗教界のアプローチは、2006年サンクトペテルブルグ・サミットの際に、ロシア正教会の呼びかけで世界の宗教指導者がモスクワに集ったのをきっかけに、本年6月のハイリゲンダム・サミットの際には、EKD(ドイツ教会連合)の呼びかけで、全世界から仏教・キリスト教・ヒンズー教・イスラム教・ユダヤ教・神道等の指導者60名がケルンに集って話し合った成果を『宗教界からの提言』として、ドイツ首相府を通じて、G8サミットに集った仏・米・英・独・日・加・伊・露およびEUの首脳に手渡しました。

 せっかく始まった世界の政治指導者に対する宗教界からのアプローチを日本で止めるわけにはいきません。既に、2009年度のG8サミット開催国のカナダでも、同様の動きが始まっています。ドイツでの『G8宗教指導者サミット』に参加した宗教指導者と、カナダの宗教指導者からの依頼を受けた『G8宗教指導者サミット2008』実行委員会では、IARF(国際自由宗教連盟)やWCRP(世界宗教者平和会議)や世界連邦日本宗教委員会などの既存の諸宗教対話組織の枠組みを超えて、世界の宗教指導者たちと手を携えて、G8サミットに集う主要国の首脳とメディアに、広く世界の宗教界の意見を伝達することを目的とします。『G8宗教指導者サミット2008』実行委員会では、既に世界各国に使者を派遣したり、ウェブサイトを開設して主要な言語で広報活動を開始するとともに、国内でも、各宗派の代表による運営委員会や、国際機関や研究者による諮問委員会を開催し、事務局による準備業務を指導監督いたしております。

もちろん、本『G8宗教指導者サミット2008』実行委員会は、2008年7月に開催されるG8サミットに対して、宗教界からの意見をより効果的に反映させるために結成された一過性のネットワークであって、既存の諸宗教対話組織と競合する性格のものでないことは言うまでもありません。

組織と運営方針

 当該イベントを成功させるために、『G8宗教指導者サミット2008』実行委員会の下に、運営委員会と諮問委員会と事務局を置きます。

 本委員会では、G8各国首脳に対する宗教界の意見集約と提言を効果的に行うために、以下の方針に基づいた運営を行います。

 ◆ 十分な公開性と透明性を保障する民主的な運営と意思決定
 ◆ 提言の形成など、各種の活動における討議と決定プロセスの尊重
 ◆ 地球的規模の課題に取り組むための国際機関や海外の宗教組織との連携
 ◆ 参加団体や教団、個人、支援者へのアカウンタビリティの尊重
 ◆ インターネット等を通じて、宗教界以外の人々に広く情報を発信


今後の活動

 ◆ 実行委員会、運営委員会、諮問委員会、事務局会議等の適時開催
 ◆ 政府機関や地方自治体、国際機関等への働きかけ
 ◆ 『G8サミットに対する宗教界からの提言案』の作成
 ◆ G8サミット直前に海外の宗教指導者代表を日本に招いてフォーラム開催
 ◆ 『G8宗教指導者サミット2008』諸提言文の宗教界へのフィードバック

『G8宗教指導者サミット2008』事務局

事務局長:三宅善信 金光教泉尾教会総長
事務局員:神社、教派、伝統仏教、キリスト教、
       新宗教各教団、宗教学者、諸宗教組織、
       国連関係者等から構成

〒551-0001 大阪市大正区三軒家西3-8-21
URL:
www.relnet.co.jp/g8
E-mail:g8★relnet.co.jp (
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