先代教会長三宅歳雄大人一年祭 仕えられる

8月27日、金光教泉尾教会先代教会長三宅歳雄大人(諡号:みやけとしおうし)の一年祭が行われ、各教団・各界からの来賓はじめ、出社(でやしろ:全国の支部)代表ら約三千人が参拝した。なお、泉尾教会での祭事に引き続き、リーガロイヤルホテルで「三宅歳雄大人を偲ぶ会」が開催された。


 一年祭に先立ち、神前で奏上祭が仕えられた 
朝8時半、故三宅歳雄師が長年、世界平和を祈って早朝4時から修行ををしていた「祈りの塔(同師の遺骨と銅像が安置されている)」において、慰霊祭が斎行され、二代教会長である三宅龍雄師一家や泉尾教会の役員・職員らが参拝した。

うだるような残暑の中、昼前には既に、境内は地方からの参拝者のバスで一杯になった。昼過ぎには、会堂西車寄せに設けられた受付テントに各界からの来賓が続々と到着した。


 特別来賓による玉串奉奠 
午後2時、満堂の会堂広前神前において、奏上祭が始まった。三宅歳雄師が昨年8月31日に帰幽(死去)して以来1年間の神護を、親神天地金乃神ならびに教祖生神金光大神に御礼申し上げ、三宅龍雄教会長の玉串奉奠に合わせて参拝者一同が拝礼した。

続いて、故三宅歳雄師の大きな遺影が正面に掲げられた霊前において、三宅歳雄大人一年祭が仕えられた。祭員着席、捲簾(けんれん:御簾を捲き上げること)に続いて、三宅光雄副教会長が霊前に参進し、三代目となる同師の先唱によって『先代恩師親先生報徳拝詞』が唱えられ、祭事の雰囲気はクライマックスに…。参拝者一同、三宅歳雄大人の大御徳を偲び、師願継承の誓いを新たにした。
 

霊前で御礼の挨拶をする三宅龍雄教会長
さらに、祭主(湯川正夫玉水教会長)の祭詞奏上・玉串奉奠。教会長および三宅家家族親族の玉串奉奠に続いて、金光和道師・瀧藤尊教四天王寺元管長・池長潤カトリック大司教・清原恵光比叡山延暦寺執行・庭野欽司郎立正佼成会本部代表ら特別参拝人、金光教の関係教会長、各界からの来賓が順次玉串を奉奠した。参拝者代表信徒総代玉串奉奠、教会長挨拶をもって一年祭は終了し、引き続き、この日参拝した信奉者全員による玉串奉奠が行われた。

 この後、午後4時半から、会場をリーガロイヤルホテル(大阪市北区)「光琳の間」に移し、各界からの来賓の招いて「三宅歳雄大人を偲ぶ会」が開催された。最初に、三宅龍雄教会長が歓迎の挨拶を行い、これを受けて、来賓を代表して、長年、WCRPなど宗教協力による世界平和運動を通して故三宅歳雄師と親交の篤かった宮本丈靖妙智會教団会長・長沼基之立正佼成会特別顧問が挨拶を行った。さらに、大森慈祥辯天宗管長の発声により献杯。直会宴となり、参加者それぞれが故人の思い出を語り合った。

 
「偲ぶ会」の会場風景 
「偲ぶ会」の最後に、神社神道関係を代表して京都祇園の真弓常忠八坂神社宮司と、伝統仏教関係を代表して池田瑩輝真言宗中山寺派元管長の二人が挨拶を行ない、教会長によるお礼の言葉で閉会した。

 なお、この日参拝した主な来賓は以下の各氏である(既載者や名代は除く・順不同)。森田禅朗四天王寺前管長・長谷川霊信念法眞教教務総長・植村彰大本本部審査院長・木川田一郎日本聖公会元首座主教・大津健一日本キリスト教協議会総幹事・倉田紘一神声天眼学会教主・林馨弓矢八幡教主・加藤隆久生田神社宮司・津江明宏今宮戎神社宮司・尾立聖兆教派大阪府神道連合会理事長・岡田一郎大阪府神社庁事務局長・島田喜久子仏教婦人連盟理事長・出口真人人類愛善会事務局長・今村伊太郎天理教表統領室執務ら宗教関係者、中川秀恭大妻女子学院理事長・岸英司英知大学学長・平岡英信清風学園理事長ら学園関係者、佐渡ヶ嶽慶兼日本相撲協会理事、白神信幸大阪教会長・近藤武野難波教会長・安武道義甘木教会長・桜井信一鶴見教会長・吉川信雄福岡高宮教会長はじめ金光教関係者である。


戻る