3月9日から15日まで、三宅光雄会長は、インドのハイデラバードで開催された第8回AYC総会ならびに役員会に出席し、200kmほど離れた僻地にあるインド泉光園を訪問し、この度、新たに開設されたミヤケタツオ小学校を視察した。
AYC総会で会長として挨拶
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三宅光雄会長を団長とするAYC(世界連邦アジア青年センター)日本支部代表団一行7名は、マレーシア経由の便で3月9日深夜にインド中央部デカン高原の都市ハイデラバードに到着し、翌10日は、午前中にAYC執行理事会、午後からAYC役員OB会が開催され、AYC会長でもある三宅会長がそれぞれの会議をリードした。
インド泉光園の子供たちと会長
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AYCは、1984年に人類共栄会の創設者である故三宅歳雄師によってインドのマドラス(現チェンナイ)で設立されたアジア人の連帯と自助努力のためのNGOで、現在では、インド・スリランカ・バングラデシュ・ネパール・タイ・パキスタン・日本・カナダの8カ国11支部が活動を展開している。
AYCの第8回総会は、11日に開催され、インド政府青年省のヴィベコモンダ次官と、地元アンドラ・プラデシュ州のクマール大臣が記念講演を行い、AYC各国支部から活動報告が行われた。午後には、新たに開設されたAYCのウェブサイトの開設式典が催され、会場参加者のカウントダウンと共に、三宅会長がスイッチを入れて、AYCの活動を全世界に広報するインターネットホームページの配信が始まった。
12日は、ハイデラバードから200km程離れた僻地に、24年前に人類共栄会の創設者である故三宅歳雄師が開設されたインド泉光園とトシオミヤケ小学校のあるムッチェラ村からさらに10kmほど行ったマデュラパリー村に、昨年逝去された前会長の三宅龍雄師を記念して新たに開設されたタツオミヤケ小学校を視察し、これまで学校の無かった村民や大勢の子どもたちから大歓迎を受けた。引き続き、ムッチェラ村のトシオミヤケ小学校も訪問し、子どもたちに学用品などを手渡した。
13日は、AYCハイデラバード支部が展開するHIV/エイズプログラムや農村開発プロジェクトの数々を丁寧に視察した。特に、この日は「世界婦人デー」ということで、近隣の12カ村から300名程の女性が集まり、自分たちが貧しい中で「自分たちはいかにしたら世界の役に立てるだろうか?」ということを真剣に討議している様子は、経済的には恵まれた環境の中で暮らすわれわれ日本人のあり方が問われていると言っても過言ではない。AYCはこれらの地域で、医療・衛生管理のサービス提供や有機農法の促進。
世界婦人デーの集いに参加
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さらには、
ミシン等の貸与による女性の自立に結びつく現金収入確保のためのプログラムを実施しているが、これらのAYCの諸活動を支える資金の大半は、人類共栄会からの支援によって行われており、今後、ますます発展していくAYC各国支部の活動支援のためにも、人類共栄会の財政拡大が急がれるところである。