1998年度行事と講演会


大阪国宗平成10年度第1回理事会2月27日(金)13:00〜14:00 金光教泉尾教会神徳館2F小会議室にて開催

大阪国宗平成10年度第1回例会 2月27日(金)14:00〜16:00 金光教泉尾教会神徳館2F国際会議場にて開催


講師:元大阪大学蛋白質研究所所長泉美治博士  
講題:「いのちと生命の違い」 

約1時間の講演と30分の質疑応答最後の30分間で会務報告 「脳死状態による臓器移植」や「クローン技術の開発」など、最新の科学技術がもたらす人間の宗教的尊厳への挑戦に対して、現代社会に生きる宗教者は如何に対処すべきかを考えるため、長年、生命工学の第一線で活躍してきた科学者と大阪国宗の会員が、生命倫理の問題について意見を交換する。 (全文掲載)


韓国宗教協議会と打ち合わせのため、三宅光雄事務局長らが訪韓

4月16・17両日、大阪国際宗教同志会の三宅光雄事務局長(金光教泉尾教会本部長)一行3名が、韓国宗教協議会と事務局会議を行うためにソウルを訪問した。 

1971年、当時の大阪国際宗教同志会理事長であった三宅歳雄金光教泉尾教会長が訪韓し、戦後途絶えていた韓国の宗教指導者と交流に先鞭を付けて以来、大阪国際宗教同志会が窓口となって、韓国宗教協議会(日本宗教連盟のような団体。韓国の10大宗教が加盟)と相互理解を深める交流を行ってきたが、3年前の「阪神淡路大震災」で、定期交流が途絶えていた。

 この度の訪韓は、わずか2日間の日程であったが、韓国宗教協議会の事務局長以下スタッフと「交流再会」へ向けての綿密な打ち合わせが行われ、また、韓国イスラム教本部・太古宗ソウル本山・曹渓宗総本山などを訪問。各宗派の実務責任者たちから歓迎を受けた。 なお、今回の訪韓には、長年、韓国宗教協議会との「窓口」役を務めた内海雅継監事と三宅善信理事が同行した。



大阪国宗平成10年度第2回総会6月5日(金)14:00〜16:00今宮戎神社にて開催


「神道のこころ:その国際性」と題して、大手前女子大学学長の米山俊直博士が大阪国際宗教同志会平成10年度総会で講演。

長年、京都大学教授として「アフリカ研究」・「都市祭礼研究」などの分野で活躍してきた文化人類学者の米山俊直大手前女子大学学長と大阪の代表的宗教者(神道・仏教・キリスト教・新宗教各派)が、「神道の国際性」について意見を交換する。6月5日(金)午後2時から、今宮戎神社会館で開催される。(全文掲載)



大阪市立大学文学部長金児暁嗣先生を講師に迎えて

大阪国宗平成10年度第2回例会開催  大阪国宗の平成10年度第2回例会は、10月13日(火)に金光教泉尾教会神徳館2F国際会議場にて、社会心理学者の金児暁嗣大阪市立大学文学部長を講師に迎えて「日本人の宗教性とその心理的効果」と題して開催された。 金児氏は、社会統計学的な数値を用いた実証的研究で、現代日本社会の諸宗教現象について、鋭い分析を行った。
(部分掲載)

大阪国宗が米国宗教者と交流会

11月2日、サンフランシスコを拠点に活動するJARF(日米宗教連盟:11教団が加盟)の訪日代表団11名が、金光教泉尾教会(三宅歳雄教会長)を訪問。大阪国際宗教同志会(津江孝夫会長)のメンバーと日米交流会を行った。



十日間の予定で、日本各地の教団(立正佼成会・西本願寺・天理教等)を訪問していたJARFの訪日代表団(L・S・ササキ団長)は、二日の夕方、大阪入りし、最後の訪問先である金光教泉尾教会に参拝した。

午後六時半から、同教会の神徳館国際会議場にて、大阪国際宗教同志会のメンバーと交流会を行った。大阪国宗理事の三宅善信師。まず、アメリカ側のR・ハント牧師(メソジスト教会・シアトル)の開会の祈りが行われた。続いて、大阪国宗理事長の三宅龍雄金光教泉尾教会副教会長が歓迎の挨拶を、また、答礼の挨拶をJARF代表団団長のL・S・ササキサンフランシスコ仏教会会長(浄土真宗本願寺派)が行った。



続いて、ササキ団長からアメリカ側メンバーの紹介が、大阪国宗側からは三宅善信理事が英語で日本側参加者の紹介と大阪国宗の歴史と活動について報告を行った。コーヒーブレイクを挟んで、日米双方からの質疑応答に移り、米国に進出している日本宗教の現場での困難や課題などについて積極的に話し合われた。この日の大阪国宗側の参加教団は、金光教・本門佛立宗・法華宗・曹洞宗・臨済宗・辯天宗・神道石切教・神社神道・カトリックの九教団であったが、各教団とも英語に堪能な若手を派遣したこともあって、短時間のプログラムの割にはかなりの成果を上げた。

最後に、日本側を代表して三宅龍雄大阪国宗理事長とアメリカ側を代表して副団長のパシフィック神学校のR・ナカソネ教授が、閉会の挨拶を行った。また、閉会の祈りは、法華宗太平寺の上田恵猛副住職が英語で行い、無事、終了した。

リーガロイヤルホテルで平成10年度第4回理事会開催  12月21日


12月21日(月)午後5時から、リーガロイヤルホテル(大阪市北区)において、大阪国際宗教同志会の平成10年度第4回の理事会が開催された。 開会に先立ち、上田恵亮理事(法華宗太平寺住職)による「平和の祈り」が行われ、三宅龍雄理事長(金光教泉尾教会副教会長)が開会の挨拶を行った。続いて、事務局から、平成10年度の事業報告と決算報告が行われた。 次に、平成11年度の事業計画・予算が審議され、可決された。例年通り、3回の講演会を含む例会(うち1回は総会)の開催と、モンゴル仏教最高指導者カンポ・ラマ法王からの招きで、7月に訪蒙することが了承された。また、直前に行われた米英両国のイラクへの攻撃等についても話し合われた。 閉会の挨拶を平岡英信常任理事(清風学園理事長)が行い、「平和の祈り」を岸英司理事(英知大学学長)が行って、理事会は終了した。

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