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IARFとは ENGLISH

International Association for Religious Freedom

国際自由宗教連盟

IARFは、1900年にボストンで創設された世界最古の国際的宗教協力団体であり、国連経済社会理事会に総合諮問資格を有する国連公認のNGO(非政府機関)である。現在は、本部事務局を大阪に置き、ニューヨークとジュネーブに国連代表を、インド・フィリピン・アメリカに地域事務局を置いている。27カ国の75教団が加盟している国際的宗教協力団体である。特に、宗教的なマイノリティ(少数派)の人権(信教の自由)擁護に関心が高く、有名な「アムネスティインターナショナル」は、IARFの活動を通じて派生したものである。日本国内には、IARFに加盟している6教団と個人会員の団体である日本チャプターとIARFと友好関係にある国際的女性団体のIALRWの8団体で構成されJLC(IARF日本連絡協議会)が活動を行っている。過去8回の世界大会の開催地とテーマは以下のとおりである。

第25回大会 1984年 東京(日本)「宗教による平和への道:東洋の提唱ー西洋の応答」
第26回大会 1987年 スタンフォード(米国)「21世紀に向かう世界の諸宗教」
第27回大会 1990年 ハンブルグ(ドイツ)「ひとつの世界建設に向かって協力する諸宗教」
第28回大会 1993年 バンガロール(インド)「信仰に生きる:平和と正義のための共働き」
第29回大会 1996年 イクサン(韓国)「責任ー協力ー霊性:私たち宗教者の自らへの挑戦」
第30回大会 1999年 バンクーバー(カナダ)「地球共同体の創造:宗教者の使命
第31回大会 2002年 ブタペスト(ハンガリー)「宗教的自由:ヨーロッパの軌跡」
第32回大会 2006年 高雄(台湾)「多様性における尊厳」
第33回大会 2010年 コーチ(インド)「対立を超えて和解へ-21世紀への挑戦」
第34回大会 2014年 バーミンガム(英国)「デジタル時代における信教の自由の挑戦」
第35回大会 2018年 ワシントンDC(米国)「諸宗教対話の再構想」
第36回大会 2023年 クルジュ・ナポカ(ルーマニア)「和解の信仰」
※この他にも、毎年、執行理事会・国際評議員会その他の地域会議が世界各地で開催され、各国委員会主催の会議も多数開催されている。



現在の役員および国際評議員のメンバー(ABC順)

会長 Prof. George M. WILLIAMS(米国) ユニテリアン
副会長 Aayush SONI(インド) 青年枠
財務理事 Peter le POOLE(オランダ)  

abbi Robert CARROLL イスラエル ユダヤ教
Rev. Alicia FORDE 米国 ユニテリアン
Rev. Yukinobu SAHARA 日本 立正佼成会
Rev. Dr. Ester SUTER スイス 女性枠・国連代表
Rev. John YOUNG 米国 ユニテリアン
Soul TANINO 日本 一燈園
Ruzbeh HODIWALA 英国 ゾロアスター教
Rev. Harrison Kingsley GABRIEL インド ユニテリアン


IARF百年史

1893年 コロンブスノ新大陸発見400周年記念に開催された。シカゴ万博の際の記念事業として開催された「万国宗教会議」で初めて世界の宗教者数千人が集う。
1900年 ボストン(米国)で本連盟結成。当初の団体名は「ユニテリアンと自由思想家・活動家の世界協議会」。
1901年 第1回世界大会 ロンドン(英国) テーマは「20世紀初頭における自由宗教の思想」
1903年 第2回世界大会 アムステルダム(オランダ)
1905年 第3回世界大会 ジュネーブ(スイス) テーマは「自由と進歩的キリスト教」
1907年 第4回世界大会 ボストン(米国) 88教団 3,000人参加
1910年 第5回世界大会 ベルリン(ドイツ)会名を「自由キリスト者及び他の宗教的自由人の国際会議」に変更。
1913年 第6回世界大会 パリ(フランス)1914~20年は第1次世界大戦のため大会開催されず。
1922年 第7回世界大会 ライデン(オランダ) 本部英国ヘ
1927年 第8回世界大会 プラハ(チェコ)
1930年 第9回世界大会 アーンヘム(オランダ) 常設事務局をオランダに
1932年 第10回世界大会 セントガレン(米国) 会名を「自由キリスト教及び宗教的自由のための国際連盟」に変更。
1934年 第11回世界大会 コンペンハーゲン(デンマーク)
1937年 第12回世界大会 オックスフォード(英国) 1939~45年 第2次世界大戦のため大会開催されず。
1949年 第13回世界大会 アムステルダム(オランダ) テーマは「自由宗教の使命とメッセージ」本部米国ヘ。
1952年 第14回世界大会 オックスフォード(英国) 日本自由宗教連盟が加盟。
1955年 第15回世界大会 ベルファースト(北アイルランド) テーマは「不安の時代における宗教」
1958年 第16回世界大会 シカゴ(米国) 金光教の代表者(佐藤博敏教監)が初めて参加。会名より「自由キリスト教」の削除の動議がなされる。
1961年 第17回世界大会 ダラス(米国) テーマは「分裂せる世界における一致」
1964年 第18回世界大会 ハーグ(オランダ) テーマは「明日の世界のための宗教」
1966年 第19回世界大会 ロンドン(英国) 会名が「国際自由宗教連盟」に変更。
1969年 第20回世界大会 ボストン(米国) 金光教泉尾教会・立正佼成会・椿大神社が加盟。
1972年 第21回世界大会 ハイデルベルク(ドイツ) テーマは「人間ーその自由と将来」
1973年 専任事務総長D・ゲアマン博士就任。本部フランクフルトへ。
1975年 第22回世界大会 モントリオール(カナダ) テーマは「多様性の中の一致」
1978年 第23回世界大会 オックスフォード(英国) 日本から33名参加。
1981年 第24回世界大会 ライデン(オランダ) 一燈園が加盟。日本から45名参加。
1984年 第25回世界大会 東京(日本) アジアで初の世界大会開催。
立正佼成会会長庭野日敬師がIARF会長に就任。 JLC発足
1987年 第26回世界大会 スタンフォード(米国)
1990年 第27回世界大会 ハンブルグ(ドイツ) 信教の自由を求める東欧社会主義圏への長年の働きかけが功を奏し、東欧各国が自由化。
1993年 第28回世界大会 バンガロール(インド) 「万国宗教会議百周年記念大会」と併せて開催。本部事務局をオックスフォードヘ。
1996年 第29回世界大会 イクサン(韓国) 38度線休戦ラインで「祈りの集会」を開催。
1999年 第30回世界大会 バンクーバー(カナダ)
2000年 IARF創立100周年
2002年 第31回世界大会 ブダペスト(ハンガリー)
2006年 第32回世界大会 高雄 (台湾)
2007年 本部事務局を大阪ヘ。
2010年 第33回世界大会 コーチ (インド)
2014年 第34回世界大会 バーミンガム(英国)