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第35回世界大会

ワシントンDC(米国)大会(2018年)

2018年7月29日から8月1日までの4日間、米国ワシントンDCのジョージ・ワシントン大学キャンパスを会場に、諸宗教対話団体によるイベント「Re-imagining Interfaith(諸宗教対話の再構築)」の一貫として第35回IARF世界大会が開催され、JLC加盟教団からは全参加者の約3分の1に当たる合計108名が参加した。

諸宗教対話団体との共催イベントとして実施された開会式

諸宗教対話団体との共催イベントとして実施された開会式

7月29日の午後には、開会式に先立って、ホロコースト資料館やアフリカ系アメリカ人、アメリカ先住民資料館などの見学ツアーが実施された。16:00、同大学のベッツ・シアターにて開会式が実施され、併せてグリーリー賞の授賞式も行われた。その後、18:00から大宴会場で夕食会が催された。さらに、19:15からは3つの会場に分かれてサークルグループ1が実施された。最後に、20:30から「一日の終わりの祈り」がベッツ・シアター厳修され、IARF副会長の三宅光雄師が祭主を勤めた。

JLCが当番を務めて実施された「朝の祈り」を終えて

JLCが当番を務めて実施された「朝の祈り」を終えて

大会二日目の7月30日は、JLCが当番を務めて07:00から「朝の祈り」がベッツ・シアターで行われた。続いて、英国にCIO法人として登記された代議員によるIARFの第1回目の年次総会が大宴会場で朝食ミーティングという形で実施された。09:00からはテーマ毎に5つの会場に分かれて第1回目の分科会が実施された。10:30からは大宴会場にて人脈形成のための自由交流が行われた。さらに、11:00からは3つの会場に分かれてサークルグループ2が実施された。

旧執行部による各種報告や提案がなされた法人としての第1回目の年次総会の様子

旧執行部による各種報告や提案がなされた法人としての第1回目の年次総会の様子

また、12:15からのランチタイムの時間を利用して、日本・インド・北米・欧州中東各地域のチャプターによる地域会議の時間が持たれた。その後、14:00から5つの会場に分かれて2コマ目の分科会が実施されて、日本からは齋藤高市師、松井ケティ教授らがそれぞれモデレータを務めた。15:30からの自由交流の時間に続いて、16:00から大宴会場でIARFの第2回目の年次総会が2時間にわたって開催され、法人の規約の改定や会長・副会長・財務担当理事を含む13名の国際評議員を選任した。日本からは、金光教の三宅善信師が財務担当理事に、立正佼成会の柳田季巳江師が国際評議員に専任された。

年次総会で長年にわたるIARFへの貢献を表彰されるリチャード・ボーキー博士

年次総会で長年にわたるIARFへの貢献を表彰されるリチャード・ボーキー博士

18:00からディストリクトハウスで夕食会が開催された後、19:15から文化活動としてワシントン市内でモニュメントツアーが実施され、20:30からベッツ・シアターで一日の終わりの祈りが行われた。

大会三日目の7月31日は、07:00からベッツ・シアターで朝の祈りが行われ、08:00からディストリクトハウスで朝食会。09:00から5つの会場に分かれて3コマ目の分科会が実施された。10:30からは大宴会場での人脈形成自由交流と平行して別室でRFYN(青年ネットワーク)の会合が開催された。続いて、11:00からは4カ所の会場に分かれて第3回目のサークルグループが活動が行われ、12:15から大宴会場で昼食会を兼ねた全体集会が開催され、ベントゥネス師へのアルバート・シュバイツアー賞の授賞式も行われた。14:00から4コマ目のテーマ別分科会が5つの会場に分かれて実施され、15:30から大宴会場で自由交流が行われた。

平行開催されている分科会やサークルグループの様子

平行開催されている分科会やサークルグループの様子

公開イベントとして、16:15からホワイトハウスの裏庭ラファイエット・スクエアでヒスパニック移民や宗教・民族その他の「マイノリティ(少数派)」に対して厳しい政策を実施しているドナルド・トランプ大統領に対して反対の意思を表明するための集会を行い、その後、ホワイトハウス周辺の公道でデモ行進を行い、18:00から近所の宗教施設でランガー(宗教施設が無償で提供する食事の布施)に興じた。その後、19:15から文化活動、20:30から一日の終わりの祈りでこの日の行事を終えた。

ホワイトハウスの裏庭でトランプ大統領の政策に反対を唱えるスーザン・フレデリックグレイUUA会長、ホワイトハウス周辺の公道をデモする参加者たち

ホワイトハウスの裏庭でトランプ大統領の政策に反対を唱えるスーザン・フレデリックグレイUUA会長、ホワイトハウス周辺の公道をデモする参加者たち

大会四日目の8月1日は、07:00からのベッツ・シアターで朝の祈りが行われ、08:00からディストリクトハウスで朝食が摂られた。09:00からは大宴会場で共催団体の参加らと共に「共同創造プログラム」がワールドカフェ方式で実施された。引き続き、12:15からベッツ・シアターで閉会式行われ、これまで4年間会長を務めたオランダのウィツケ・ダイクストラ女史から新たに会長に選出された英国のロバート・インス氏に「会長の木槌」が引き継がれた。さらに、12:15から大宴会場で諸宗教協力への資金提供者によるパネルディスカッションが行われた。

ウィツケ・ダイクストラ女史からロバート・インス氏に「会長の木槌」が引き継がれた

ウィツケ・ダイクストラ女史からロバート・インス氏に「会長の木槌」が引き継がれた

最後に、14:00からこのたび世界大会で新しく選出された国際評議員による初の国際評議員会が開催された。新国際評議員の顔ぶれは、Robert Ince会長(欧州枠・英国)、Janhvi Gupte副会長(青年枠・インド)、三宅善信財務担当理事(東アジア枠)、Esther Suter(IALRW枠・スイス)、柳田季巳江、David Keyes(北米枠・米国)、Kinga-Reka Szekely(欧州枠・ルーマニア)、Surendra Brown(南アジア枠・インド)、Prakash Rao(南アジア枠・インド)、Robert Carroll(中東枠・イスラエル)の各氏で、北米枠の2名に関しては、この時点では未定であった。

左:旧国際評議員、右:新国際評議員の顔ぶれ

左:旧国際評議員、右:新国際評議員の顔ぶれ