定例JLC会議
2008年度の活動
2月5日(火) 第154回JLC会議 於 椿大神社
今年度のJLC当番教団である椿大神社に正式参拝。引き続き、椿会館でJLC会議開催。2007年度収支決算報告、訂正。IARF国際事務局の英国オックスフォードから大阪への移転に伴い、スタッフとして昨年12月から来日した、ロバート・パピーニ氏が会議に参加。英国事務所の閉鎖、HP、青年会議等に関する報告がなされた。また、国際事務局スーパーバイザーである三輪隆裕師(清洲日吉神社宮司)からの会計報告および3月に椿大神社で開催される国際評議員会に関する日程の確認、受け入れに関する告知がなされた。
3月12~14日 2008年度国際評議委員会 於 椿会館
国際事務局のオックスフォードから大阪への移転に伴い、3月12日から14日までの日程で、三重県鈴鹿市の椿会館を会場に、日本で初めてIARFの意志決定機関である国際評議員ならびに拡大執行理事会が開催され、多数の海外からの国際評議員受け入れに当たって、JLC各教団が全面的に協力した。
国際評議員会には、会長のアビ・ジャナマンチ師をはじめ10カ国から17名の国際評議員が出席(それ以外に、オブザーバー19名が参加)して開催され、早急な健全化が求められる2008年度の決算や2009年度の予算を審議、また、オランダ政府の助成金を受けて実施されてきたHRE(人権教育)プログラムの完了報告や、夏に予定されている中東での青年プログラム計画について報告された。さらには、将来検討委員会や予算委員会や人事委員会等が、公式の国際評議員会の合間を縫って断続的に開催された。
4月21日(月) 第155回JLC会議 於 椿大神社
国際事務局スーパーバイザーの三輪隆裕師からは、人事(アビ・ジャナマンチ会長の退任等)に関する報告の他、青年会議やインドでの世界大会に関する報告・提案がなされた。その他に、国際評議員の三宅善信師(金光教泉尾教会総長)からG8宗教指導者サミットの日程案の報告。日本チャプターやIALRWから活動報告(女性平和学講座の開催案内等)があった。
6月10日(火) 第156回JLC会議 於 椿大神社
国際事務局スーパーバイザーの三輪隆裕師より「イスラエル訪問プログラム延期に伴い、シュロモ・アロン師と再度日程やプログラムを調整中」と報告があった。続いて、2010年9月のインドでの世界大会までの取り組みに関する進捗状況(2009年1月のミッドビル・ロンバード校訪問の中止、7月に開催される北アイルランドでの地域会議参加など)や、パピーニ氏の雇用期間延長の報告があった。三宅善信師より、G8宗教指導者サミットの経過報告。IALRW川越淑江師から11月に日本チャプター・IALRW合同の草の根サミットを開催予定していることが報告された。
8月19~26日
JLC中東訪問ならびに中東青年プログラム 於 イスラエル・パレスチナ・ヨルダン
国際評議員の三輪隆裕日吉神社宮司を団長に、一燈園と日本チャプターの会員5名が、中東のイスラエルとパレスチナを訪問し、現地でユダヤ人とパレスチナ人の和解のための教育活動を長年実施している国際評議員のS・アロン博士(IEA議長)を表敬し、施設の視察と、現地メンバーとの意見交換を行った。
さらに、ヨルダン王国のアンマンにおいて、IARFとEuro/Medの共催による「中東青年プログラム」が開催され、JLCからは、立正佼成会の青年代表3名と国際評議委員である三宅善信金光教泉尾教会総長と三輪隆裕師が出席した。
9月11日(木) 第157回JLC会議 於 椿大神社
8月にヨルダンで開催された「青年中東プログラム」に参加した立正佼成会外務部員の澤畠康友氏より報告が行われ、同プログラムに出席した三輪隆裕国際事務局スーパーバイザーと三宅善信国際評議員から、感想が述べられた。また、6月末に大阪と京都で開催されたG8宗教指導者サミットの事務局長を務めた三宅善信国際評議員から報告と、組織として協賛してくれたJLCに対する謝意が述べられた。さらに、11月2~3日に、山梨県本栖湖畔の佛光山の研修施設を利用して、日本チャプターとIALRWが共催する「草の根サミット」への参加要請が川越淑江副委員長からなされた。
10月18日(土) 「アヒル・プロジェクト」を視察 於 ネグロス島 (フィリピン)
国際評議員会の将来検討委員長を務める三宅善信師は、フィリピン中部のネグロス島において実施されている「アヒル・プロジェクト」の現場を視察した。フィリピン選出の国際評議員であるA・グラパー女史が中心になって進めるこのプロジェクトは、僻地の貧農に、数匹のアヒルを無償で貸与し、3カ月後に「利子として2羽」のアヒルを加えて返して貰い、その間に生まれた二十数羽のアヒルが農家のものになるという農村開発プロジェクトである。三宅師は、この日、現地の農民と意見交換をし、また、一軒一軒アヒル小屋を訪ねて、プロジェクトの進捗状況を視察した。
12月5日(金) 第158回JLC会議&納会 於ウエスティン名古屋キャッスルホテル
この日、2008年度最後のJLC会議が、ウエスティン名古屋キャッスルホテルで開催され、加盟各団体から14名が参加した。今回は、英国オックスフォードから大阪へと国際事務局が移転して丸一年経過したことを受けて、その総括と、事務局体制強化の方途について協議した。
また、2010年9月上旬にインド南西部ケララ州のコーチ市において開催予定の第33回世界大会の準備状況視察のために、2009年2月にJLCから8~10名の調査団を派遣することを決定。3月9~11日に、三重県鈴鹿市の椿大神社において開催される2009年度IARF国際評議員会に向けて、JLCとしての意見集約を計った。最後に、来年度の輪番事務局を務める一燈園(京都市山科区)の西田多戈止一当番が挨拶を行って今年度最後のJLC会議を終了した。引き続き、同ホテルのレストラン「西の丸」において、納会が開催された。